スウェーデン人の性格


カフェに座ってボ〜ッと周りを見渡しながらボ〜ッと人間観察そしていたらふと、そういえば私は今までブログでスウェーデン人の「内面」について触れたことがなかったことに気がつきました。



なので。触れない理由はないので、触れます。笑
いやむしろ、ちょっと意外な性格かもしれないので面白いかも。


ということで突然ですがスウェーデン人ってどんなイメージがありますか?

とにかく背が高くて…(でも最近は人種の坩堝なので一様にいうべきではないかもです。)…。?



はい、背、高いです。笑 (しかも歩幅もめちゃめちゃ大きいからついていけない。)

というのは置いておき、
そんな外見からすぐには想像しにくいかもしれませんが、彼らにはかなり「マイルド」な一面があると思うんです。

マイルドというのは、1つは「控えめ」というニュアンスにおいて、もう1つは「穏やか」というニュアンスにおいて。



いきなり形容詞でまとめてしまいましたが、これはとりあえず私が今日話したいスウェーデン人の一面を「なんとなく」把握してもらうためにすぎません。

この言葉で彼らの全てを説明しようというわけでは全くなく、あくまでも今日の話しの方向性を示すための導入です。


それよりも、下で簡単に挙げる具体例を通じて自由に様子を想像していただきたいのです。控えめで穏やかな側面が強いんですよ〜ということを伝えたかったので確かにそれに関するものをピックアップしていますが、その後はこの形容詞に捉われずに自由に感じるままに彼らのそんな「一面」を想像していただけたらと。

そしたら今日のブログの目標達成です。


さて早速。


まず、公共の空間で知らない人や馴染みのない人に積極的に話しかけたりしません。学校でクラスのみんなに調子を聞いたりとか、電車やお店で席が隣りあったからちょっと会話を交わすということもあんまりないかも。



で、これは感じが悪いとか冷たいというのではないんです。
例えばカフェに座っていて偶然目があったら微笑んでくれたり。
またすれ違い際に道を聞くと、途端に表情をほぐして笑顔で親切に案内してくれます。

つまり、歩行者の内面にはその空間に張っているテンションとは真逆の穏やかさや寛容さがあります。

ただやはり、やたらと人に話しかけるということはしない。
ちなみに公の場では声のトーンも少々下がります。なので、電車の中の静けさといったら…初めてスウェーデンの電車に乗った時は驚きました。



そして。
自分自身に関すること、特に成功したことに関してひけらかしたり自慢したりするのを好まないような気がします。

彼ら自身は自分たちをどう認識しているのか気になったので、先日スウェーデン人当人に「スウェーデンの人もreservedなところがあるよね?」と言ってみました。
そうしたら、
「そうなんだよ、自分のこと、特に自分の成功について話すことはあんまり良いとされていないな…。例えば良い成績をとったとか、お金儲けをしたとか。そういうことを声高に自慢したら白い目で見られると思う…。」
だそうです。

確かに、今までの会話の中で感情を込めて自分の話題をする人の覚えってあまりないです。何か自分の経験などについて喋るとしても、自慢になるような表現を避けるように努めて話しているのが伝わってくることが多いです。



他にも。
日本に暗黙の了解という言葉がありますが、彼らもある種これを行なっているところがあるような気がします。

というのは、普段から会話相手の心の中を察しながら話しを進めるということをするのです。(少なくとも私が思う限りは)。

つまりなんというか、話している間も相手の表情をよく伺い、それを踏まえて次に何を喋るかを丁寧に考えている感じがするのです。
なので「暗黙の了解」や「言わずもがな」が通じやすいんです。

そしてこれらによって、相手が傷つきそうだと思う意見やダイレクトな表現は極力回避しています。

ちなみにこれについても、
「相手が何を考えているか常に考えている気がするんだけど、そう?」
と聞いてみたところ、
「うん、いつも相手がどんな気持ちで聞いているか、どんなことを考えているか慮りながら話す。他の人もそれをやっている気がするし、これはまさに多くのスウェーデン人の特徴だと思う。」
といっていました。
あくまでもある一人の意見ですが。



というような、おそらくあまり想像しなかったであろうスウェーデン人の一面を取り上げてみました。

この一面を取り上げたのも、日本にいる時に性格まで色々と思いを馳せる機会が少なかったせいか、初めてスウェーデンに来た時に私自身がとても意外に思えて印象に残った部分だからです。

そのとき全く別の気候の全く違うコンテクストの中で生きる人たちの、想像していなかった一面になんだかとっても興味を引かれたことを覚えています。

当然のことながらこれが彼らの全てではなくもっと色々な側面を持っていますし、それに人により程度がよけりなのも確かです。


でも一方で、私が彼らから以上のような(便宜的に形容詞を使いますが)良い意味で控えめな側面があるなあ思ったことも一つの事実なので、それはそれとして温めておきたいと思っています。




ということで、(自由に想像してくださいと言いつつ)さりげなくかつ完全に私なりの視点からの内容になってしまいましたが、もしスウェーデン人のこのような側面が今まであまり想像していないものであって、少しでもほ〜面白いと思ってもらえたら嬉しいです。





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