美しさとは

私はしばしば、美しさとは何なのかと考える。


美しいと感じるものはその見た目に依存するのか、はたまた中身の美しさなのか。

見た目と中身の美しさは連動するのだろうか?

という疑問が一つ。

このように何を美しさと捉えるのかという問題に加え、

それ以前に、そもそも中身に美しい・美しくないという尺度は絶対なのか。

という美しさの主観性・客観性に関する謎も出てくる。


勿論いつもわからずじまいなのだが。


ただそれでも、「美しさ」という言葉が存在することは、これまで人間は何かに対して「美しい」という一種の感覚を共通して経験してきたことの結果だとも解釈できると私は思う。


上でも書いたように、確かに「美し」くなり得る対象に決まりはないし、美しさに定義も正解もない。つまり、人間のなかで美しいと感じる経験をすることは普遍的でも、(もしかしたらこの仮定すらも違うかも知れないけれども)その対象や感じ方は個人によって異なるということ。しかし敢えて私はここで美しさとは何かを考えて、法則を見出そうとしてみたい。


それは解はないので考えてもそれ自体に意味はないけれど、考えるプロセスを経ることには意味があると思うから。

ちなみにこの問いはある種、「なぜ生きるのか」という問いの構造にも通底していると思う。それを問うこと自体に意味はなくても、だからこそ問われることで初めてその概念が存在するするようになる。




続きは次回

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